ちょっと待って！？

最近、若い皆さんに多いと思うのですが、どきどき緊張する、アガリ症だ、とすぐ薬に頼りすぎていると思うのは私だけでしょうか？
心療内科にかかることは、特別なことでもないし、わらにもすがる思いで相談に赴くことも、よくわかります。
でも、ちょっと待ってください。
病院に行けば、医師は薬を処方します。薬局に行けば薬はもらえます。
世の中にはいろいろな病気の人がいて、寿命を縮める病気がたくさんあります。アガリ症のそれは、症状を多少おさめることはできても、他の病気のそれとは薬の意味することが違います。
頭がいたければすぐ薬、熱だすぐ薬、では本当は体に一番よくありません。よくもらう薬（セルシンなど）でもかならず副作用はあるのですよ。寿命を縮めることはあっても、体のために良いことなどひとつもありません。
特に若い体は大切にしてください。本人はこれ以上がんばれないと思っているかもしれませんが、薬でなくともやれることは必ずあります。
常飲しているがために、女性ホルモンに関わり、体のバランスを崩して大変な思いをしている患者さん．．．
腎臓疾患が潜んでいたのを知らず、それが悪化してしまった患者さん．．．
二度と恥はかきたくない！その思いわかるだけに、難しいですが、一時しのぎの薬で一生後悔することのないように、気をつけてください。
余計なお世話かと思いましたが、話を聞いてくださってありがとう。

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