Re: 気持ちに波がある


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Posted by サムソン on 2001/06/08 23:37:36:

In Reply to: 気持ちに波がある Posted by まな on 2001/06/08 15:37:38:


     わたしが小学生の高学年だった頃、友達が「海へ釣りに行かないか」というので親に内緒で行ったことがあります。家に帰ってそのことが親に判ってそれ以後、「釣り禁止」となりました。理由は「溺れるといけないから」でした。おまけに遊びに行く行動範囲も制限されました。理由は「危ないから」でした。このことが原因なのかよくわかりませんが何も自分ではできないようになっていったと感じました。
     中学生の頃、制限が少しゆるくなり友達とバスで数十キロ離れた繁華街へ遊びに行きました。「互いに別々に行動しよう」ということで自分は単独で商店街を歩き回りました。小遣いもあまり持っていなかったし、「帰りのバス代を確保しなくては」と心配で何も買うことができませんでした。約束の時間に集合場所に来てみると友達の姿はありません。後で聞いたのですが、彼らは映画を見ていて、あまりにも面白いので二度目を見ていたようです。そうとは知らない私は「置いてゆかれた」と思い不安に襲われました。何が不安なのかというと、それまで一人でバスに乗ったことがなかったのです。もちろん電車、船もそうです。友の裏切り?により、窮地に立たされた私の心情、まなさんにはわかってもらえるでしょう。
     私の災難はまだ終わっていませんでした。方向感覚に乏しい私は、来る時に降りたバスターミナルが何処なのかわからなくて探しに探し、ようやくバスターミナルを見つけることができました。切符を買いバスに乗り、このバスが自分の家の方向に行っているのかを目を皿のようにしていました。そしてバスを降りる直前に過去最大級の危機に立たされたと感じました。買ったキップのバス会社名が自分が乗っているバスの会社名と違っているではないですか。キップを買いなおすお金も無いし、無賃乗車として扱われるのも怖いし、これを親が知ったら何というだろうか。心臓が張り裂けそうな思いでキップを箱に投げ捨てるようにバスを降り、運転手さんが追ってこないかと構えていました。バスが去ってゆくのを見て生き返ったような安堵感をおぼえました。
     わたしのこと、少し知っていただけたのではないでしょうか。まなさんの質問に全部お答えできなかったので次回そのことにふれたいと思います。


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