Re: 逆行の心理

In Reply to: 箸恐怖症？ Posted by 赤信号 on 2001/07/23 18:52:43:

＞印象がその一点だけマイナスでした。次回もそうなったら私はどうしたらいいのでしょうか？普段はすごくよく食べれるの
に。。。意識しすぎなんだとは思うんですが、どうにも恐怖感で一杯です。
＞
＞
子供の頃を思い出すと、自転車を乗りはじめの時、上手く乗れないので最初からバタンと倒れていました。
倒れてはいけないと慎重になればなるほど緊張して、何度も倒れました。
そして、手足に擦り傷も作りました。
上手くいくことではなく、いかないことに意識が向いていました。
「倒れてはいけない」という気持ちが倒れたときの状態を想起させました。
そうなって欲しくないのにそうなるのです。
今、考えると簡単なことなのに不思議ですね。
心理学では、それを逆行の心理と呼ぶそうです。

失敗してはいけないと思うと余計に失敗してしまうこともあります。

意識が失敗に向けられていると想起されることで過去の経験の場面が暗示になり同じ事を誘発してしまいます。

期待した事と逆の事が起こるのです。
これが逆行の心理です。
起こってはいけない事に注意を払うことでそれは起こります。
これは、誰にでも起こる現象です。
正直に彼にこう言いましょう。
「私は緊張すると、手が震えるの。リラックスしよと頑張るとそれが力むことになるので困っています。どうしたらいいと思う？」
彼はきっと「慣れれば、治るよ。」と気にしないように言ってくれるでしょう。
周りの雰囲気に慣れていくと自然と治ります。
それが一番早い解決方法だからです。
無理をしない、焦らない、それを見守る心のゆとりが大切です。

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