独学の道しるべ


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Posted by ねこちゃん on 2001/07/11 19:49:53:

In Reply to: ・・・情けないです Posted by 入道雲 on 2001/07/09 19:23:02:


    1.実際、私自身、何度も話し方教室へ行きたいと思いましたが、なんといっても通うだけのお金がありません。

    安いとこなら、月謝は5000円、それに入会金は10000円ぐらいのとこがあります。
    授業料が高いからといって内容が高いわけではありません。
    個人でしている教室なら人件費がかからないので安いはずです。
    私が教室に行くのを勧める理由は、二つあります。
    場の雰囲気を読み取ることを身につけてもらうためと、
    他人の前で話すことに慣れてもらうためです。

    それによって、たくさんの視線に打ち勝ち話せるようになるでしょう。

    技術的な知識だけなら書籍から充分学べます。
    対人関係は体験でしか学べません。
    何度失敗しても安心して、やりなおせるのは教室です。
    そこに通うみなさんは同じ悩みを持つ仲間です。
    お互いが相手の気持ちを痛いほど分ります。
    他ではそれは難しいでしょう。
    話し方は実践、理論のくり返しです。
    これなくしては上達できません。
    学生の身分の場合は独学を勧めます。
    経費がかかることもありますが、学習する時間的余裕があるからです。
    社会人の場合、即戦力として必要なので経費をかけても学んで欲しいと思っています。



    2.誤解されやすい話し方や、自信のない話し方などを治したい、と本気で思っています。
    教室に通わずに改善していくには、日々どういうことをしたり、心がければよいのでしょうか?

    独学の道は険しいですが、あえてその道を選ぶのも良いでしょう。
    自分の決断が努力の原動力となるからです。
    では、これから心がけることを述べておきます。
    一、常に言葉に興味を持つ事。
    二、日常において五感を通して物事を感じるようにする事。
    三、感覚的思考、論理的思考、感情的思考の三方向から物事をとらえる事。
    四、感情を顔の表情や身体で表現してみる事。これは、鏡の前で練習してください。
    五、話す言葉のスピード、リズム、抑揚は録音して確認する事。
    六、相手の感情の動きを読み取ること、
      顔の表情、話し方、しぐさなどを手がかりに分析してください。

    *用意するものテープレコーダーまたは録音できるもの、出来ればビデオカメラが一番いい。
    <総合訓練の内容>

    図書館で借りてきた本を最後の章から読んでいきます。
    それを読んだらその前の章を予測して話して下さい。
    それがテーマになります。
    録音したテープは聞かずに、話し終えたら文章にまとめて下さい。
    そこで記憶力と構成力を鍛えます。
    次ぎに話す時は、より簡潔に話すことが出来るようになるでしょう。
    そして、実際にその章を読んでみて下さい。
    あなたの推理が正しいかどうかそれで分ります。
    それからさらに先の章へ進みます。
    これをくり返してください。
    後ろから読んで1冊読み終える頃には話のスピード、リズム、抑揚そして推理する想像力が養われています。



    3.それ以前に自分の焦りや緊張をコントロールできるだけの心と体を作りたいなぁ、とも思います。

    もっと力を抜いて下さい。
    頑張り過ぎるので焦りや緊張が訪れるのです。

    張りつめた糸は切れやすく、鋭利な刃物は折れやすいのです。

    中国の荘子の哲学書を読んでみてください。
    おおらかな視点で物事を考えることができます。
    小さな悩みが無意味に思える不思議な本です。


    仏陀はこう言いました。「二つの極端にはしることなかれ」と。
    物事の本質は調和にあるからでしょう。
    自分の事を思う心で人の心も思って下さい。
    あなたの心の調和はそこにあるかもしれません。

     


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