Re: 腹式呼吸?


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Posted by ねこちゃん on 2001/10/27 07:06:49:

In Reply to: 腹式呼吸? Posted by みお on 2001/10/26 18:34:00:


    > 腹式呼吸ってどういう呼吸方法ですか?鼻で吸うとか口で吸うとか関係ありますか?

    腹式呼吸とは、肺で息を呼吸するのではなく(肺式呼吸)、お腹で呼吸する方法で横隔膜を伸び縮みさせて行う深い呼吸です。
    大きな深呼吸は口でするのがいいでしょう。
    緩やかな深呼吸なら鼻で吸って口から息を吐くとか、いろいろ試してみてください。
    自分にあった方法が良いでしょう。

    私が書き込んだ過去録から再収録してみました。
    参考にしてみてください。



    サーノフ式体操について。
    ドロシー・サーノフが女優のとき、共演したユル・ブリンナーが「王様と私」に出演するときフェンシングの突きのような格好で、うなりながら壁を押していました。
    まるで壁を押し倒すような勢いでした。
    何をしているのか問いかけると、彼は言いました。
    「こうしているとあがらないんだ」と。

    壁を押すというのは、じつは腹直筋(肋骨のすぐ下にある筋肉)を引き締めているのです。
    このみぞおちの三角形の部分は、身体のなかでも非常に大事なところで、ここの筋肉を引き締めると、驚くべき効果があります。
    あがりが止まるのです。
    腹直筋のはたらきは、こんなふうにするとわかります。
    まず背もたれのまっすぐな椅子に座って、胸郭を上に持ち上るようにします。
    ただし、兵隊の気おつけの姿勢ほどしゃんとしなくても結構です。
    それからわずかに前屈みになり、両手を前に伸ばして肘を曲げ、掌を立てて、何かあるつもりで両手の掌をぐっと押します。
    今度は「スー」といってみてください。
    息を吐きながら「ス」の音を出し、みぞおちの筋肉をぐっと引き締めます。
    まるでコルセットを締めたように、その部分が固くなるはずです。
    息を吐ききったら筋肉を緩め、静かに息を吸います。
    これを数回くり返します。

    これがサーノフ式体操です。
    みぞおちの筋肉を引き締めると、恐怖の感情を生み出すノルアドレナリンやエピネフリンがつくられなくなります。
    ですから、出番をまってる間、この筋肉の引き締め、口をわずかに開いて声をださないで「スー」と言ってみて下さい。これはどこでも、誰にも気づかれずにできる方法です。

    ドロシー・サーノフが考案した手法です。
    全米で7万人の人が実践しています。
    彼女は、政治家やニュースキャスターなどのプロのスピーチの顧問をしています。

    私からの注意点を述べておきます。

    喉元に手を当ててみて下さい。
    そして大きく早く腹式呼吸で息を吸ってみてください。
    喉元の筋肉が固くなっていることに気づきませんか?
    早く、深く、息を吸い込むとそうなります。
    それは、声帯を緊張させます。
    息を吐くとどうでしょうか?
    喉元の筋肉は緩和されていくのがわかりますね。
    吐く息に注意を払って練習してください。

    効果は個人差があるかもしれません。
    効果があったら、あなたなりの改良を加えていつでも使えるように実践してみてください。


    声が詰まる原因について。
    話す時、気持ちがいっぱいになり緊張してそうなるのでしょう。
    いい意味で構え過ぎるのかもしれません。

    浸水効果といって、洗面所で水をためて、10秒くらい顔を浸けると、脈拍が下がる効果がでます。
    アザラシは水に入ると脈拍は半分に下がります。
    人間も昔進化の過程で、水の中にいたのでその名残りともいわれています。
    詳しいい理由はわからないそうです。
    脈拍が下がると当然、頭にのぼっていた血も下がり冷静になります。
    それによる心理的効果も期待できます。

    逆行の心理について。
    失敗してはいけないと思うと余計に失敗してしまうことがありますよね。
    意識が失敗に向けられていると想起されることで過去の経験の場面が暗示になり同じ事を誘発してしまいます。
    期待した事と逆の事が起こるのです。
    これが逆行の心理です。
    起こってはいけない事に注意を払うことでそれは起こります。


    表情がもたらす心理的影響について。
    心臓に毛でも生えない限り、冷静な人はあまりいません。
    とりあえず、心臓はドキドキしても顔の表情は冷静に振る舞いましょう。
    顔の表情と感情は連動しています。感情が変化すると顔も変化しますよね。
    顔を変化させないことで感情にブレーキをかける事もできます。
    抑制効果です。
    (事例)
    アルゲニー・カレッジの研究員 パトリシア・ルーセールは顔の表情が気持ちに左右するという実験をしました。
    参加者にスライドで悲しい場面を見せます。
    二つのグループに分け、一方には見ている間ずっと眉をひそめているように、もう片方は眉をひそめないようにしてもらいました。
    その結果、スライドが終わった時、眉をひそめてたグループの方が悲しみをずっと強く感じ、その後数時間も落ち込んでしましました。
      
    脳は、感覚的な情報を、顔の筋肉と皮膚を通して受け取るのです。私達の顔は、私達の気持ちを反映しているのではなく、どう感じるべきか指示しているのかもしれません。

    話し方の技術についても過去録に載っています。
    参考にしてみてください。



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