Posted by ねこちゃん on 2001/08/19 08:10:26: In Reply to: 好きだけではだめなのでしょうか? Posted by あちゃら on 2001/08/18 16:48:06:
1、実際には落込みの連続。仕事は大好きだけど、向いていないのではないかとさえ思うときがあります。 < どんな場所でどんな話し方をされているのかが、残念ですがこの文章ではわかりません。 問題になっていることを、ノートの左側に列記してみてください。 それと対象に右側には、上手く言ったことを列記してみましょう。 この記録を続けてみて下さい。 別なノートには、問題に対する解決策を書いていきます。 この作業が一番大変かもしれません。 話のネタのノートもいります。これは楽しみながらできるはずです。 図書館を利用しましょう。それ以外にも周りを観察して探します。 ネタは実際、身近に感じるように工夫を凝らさないといけません。 話の内容としては、伝えたい事は同じでも常に表現手法を変えましょう。 聞き手は、新鮮なものに引き付けられます。 表現力を豊富に持つことで、臨機応変に対応する術を持ちましょう。 突然、言葉を忘れても他の言葉へ置換できます。 レトリック関連の書籍は常に側において実践で応用していきましょう。 レトリック(表現技法)参考文献をあげておきます。 一般書店で入手可能な「日本語レトリックの体系」1991年 中村 明 これを、最初に読んでさらに深く知りたければ、 古書店で入手可能な「新文章講話」1907年 五十嵐 力 をお薦めします。 「新文章講話」は、レトリックの文献では最高のものです。 現在これを超えるものは、まだ出ていません。 雄弁学に関する書籍にも触れておきましょう。 「雄弁学講座」1928年 全3冊 明治から昭和の初期まで雄弁学に関する書籍は沢山出ていますが、「雄弁学講座」を読めば概要がよくわかります。良くまとめられており、入手可能であり、比較的安く買えます。市場に多く残っているので高くても4000円ぐらいで買えます。全3冊で総ページ数1000頁に及びます。 かなり、役に立つと思います。 キケロ全集6.7巻も雄弁学に関するものです。現在、岩波書店から出ています。 基本文献は、必ず揃えておきましょう。 先人の英知がそこに凝縮されています。 仕事上、あなたは落ち込んでいるようですが、ギリシャ一説得力があるといわれた雄弁家デモステネス(政治家)でさえ、髪を半分にそり落として、髪が生えそろうまで3カ月間地下の書斎にこもって厳しい訓練を重ねました。 雄弁術を磨きその目的をとげるためにです。 プロならば、訓練を怠ってはいけません。 音楽家は、どんな一流でも毎日練習をします。 だからこそ、彼等は一流なのです。 誰にでも、苦悩や問題はありますが、それにいかに対処するかが道の分かれ道を作ります。 雄弁学には、まず雄弁の根幹は「人格の修養にあり」とかかげています。 言葉はその人の意識によって支えられているのです。知識の豊かさと、意識の高さは、必ずしも連動しません。高い意識を持たなければ、知識は低い志しのために使われてしまします。高い意識を持つようにしてください。 < 2.どんな時でも、誰にでも失敗はつきものだと思います。が、話す仕事のプロにとってそれは許されるものではありません。 < 成功に対処する必要はありません。 「話す仕事のプロにとってそれは許されるものではありません」とありますが、失敗に対処できるようになってこそプロだといえます。 開発や発明に携わった人が失敗の連続であったことを思い起こしてください。 企業にとって、成功だけではなく、失敗もノウハウになるのです。 成功は、特許で守られます。失敗は、次回それを回避することで多くの経費を削減できるのです。 あなたが体験する多くの失敗談は、いずれそれに苦悩する人々の助けとなるでしょう。 それを、光と見るか、闇と見るかは、あなたの志しの高さにかかっています。 フリーになることで、苦悩から開放されるかもしれません。 他人のルールで仕切られていると、気を使い過ぎて注意が散漫になり、ミスを誘発するのかもしれません。 フリーになることで、今度はあなたのルールで自分を大いに発揮してください。これからも好きな仕事を、楽しむ心を持って取り組んでください。
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