テニスも同じでは?


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Posted by ねこちゃん on 2001/08/22 07:08:57:

In Reply to: 話し方入門 Posted by タマ on 2001/08/22 00:10:57:


    1.話し方の勉強も楽しみたいけど、足踏みしてる自分が歯がゆいです。

    タマちゃん、お久しぶりです。
    文章修行している人も、文豪の文体を研究し、たくさん書いて練習します。文章読本を読んで、すぐにいい文章が書けるわけではありません。
    よく学校で作文の時間に先生はこういいました。
    「思っていることを、文章にすればいいのです。」
    それは、無理な話です。

    音楽家のモーツァルトに「作曲はどうすればできるんでしょうか?」と聞くようなものです。
    答えは決まっています。
    「頭で奏でられている曲を譜面におこすだけだ。それからさらに完成に向けて工夫する。」
    凡人には、その最初の曲さえ浮かびません。
    それが普通です。
    文章も同じ。
    発想が最初にないと始まりません。
    発想を持つと今度は、着想から思考を練り、構成配置を行い、修辞などの工夫を加えます。
    それでもよい文章ができるとは限りません。
    画家が見たものを、そのまま描けばいいと言っても、
    そのまま描ける人もいれば、描けず途方にくれる人もいます。描いてみたら、なんと別な絵になっている人さえいます。
    こうして、他の事に置き換えて考えてみると分ります。
    絵の上手い人を見て、なんで、上手く書けないのか悩みません。上手くなるには訓練が必要な事を自覚しているからです。


    女優の高峰秀子さんの「わたしの世渡日記」上下2巻という随筆があります。
    彼女は、義務教育さえ、きちんと受けていません。
    しかし、名文です。大変な努力をしてそれを身につけています。
    彼女の文体には、天性のものもあります。しかし、学べる技術もそこにはあります。その技術は高峰秀子さんも学んだということを意味しています。
    図書館にあれば、読んでみて下さい。
    面白いので苦にはなりません。句読点の配置、接続詞を極力省いた文章、いずれも文体をよく観察し、精読すれば参考になります。

    2.話し方の事に、意識しすぎなのかな?

    テニスの練習の時はどうでしたか?
    テニスの基本書をよく読んで、すぐに上手くなれましたか?
    考え、悩んだだけで上手くなれましたか?
    やはり、練習を重ね。問題点を一つずつ解決し、実践の試合で力量を高めたのではないでしょうか?
    今は、身体を慣らしている段階です。
    きつく感じるかもしれません。
    テニスと同じです。
    すぐに公式試合には立てません。
    まずは、球拾いからです。
    会話のキャッチボールの球拾いからです。
    テニスが上達するには、どのくらいかかりましたか?
    それを思い起こせば、落ち込むことはありません。
    その苦しみは、上達したとき、話し方で悩む他の人へのよきアドバイスとなります。それは、あなたの糧になるのです。
    タマちゃんは、確実に先に進んでいます。
    常に一歩だけ進めばいいのです。
    それだけです。
    焦らないことです。
    焦ると足がもつれて、つまずくかも知れません。
    気をつけましょうね。
    タマちゃん、頑張ってね!
                          


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